酢語録BLOG 2.0

それでもやっぱり言いたい放題

二つの大吉と、一月中旬に考える五年先、十年先

2026年初の記事である。気づけば一月もすでに中旬に差しかかっている。年が明けてからまだ日が浅いようでいて、暦の上では確実に時間が進んでいる。正月の賑わいは少しずつ落ち着き、街の空気も日常へと戻りつつある。この時期になると、ようやく新しい年が本格的に動き始めたという感覚が、静かに身の内に広がってくる。

 

冬の風景と神社のひととき

 

初詣は一月二日に行った。特別な場所でも、特別な作法でもない、例年どおりの初詣である。そこで引いたおみくじの結果は「大吉」であった。さらに後日、別の場所で何気なく引いたおみくじも、同じく大吉であった。一度なら偶然として受け止めるところだが、二度続くと、さすがに気持ちは明るくなる。おみくじの結果に人生を委ねるほど単純ではないが、それでも「きっとよい一年になるはずだ」と自然に思えたのは事実である。

 

もちろん、大吉だからといって、努力をせずとも物事が順調に進むわけではない。ただ、年の初めに前向きな兆しを感じられることは、心の姿勢を整えるうえで大きな意味を持つ。慎重になりすぎて動けなくなることもなく、かといって過信して足元を見失うこともない。その中間を意識しながら、淡々と日々を積み重ねていく。その覚悟を新たにするきっかけとして、大吉はちょうどよい距離感で背中を押してくれたように思う。

 

今年一年をどう過ごすかという問いは、毎年この時期に浮かぶ。しかし最近は、それだけでは不十分だとも感じている。今年という一年を点で捉えるのではなく、その先の五年、十年という時間の流れの中で、今をどう位置づけるのか。仕事の方向性、学びの継続、生活の整え方、そして公私を含めた自分自身の在り方。短期的な成果に一喜一憂するよりも、時間を味方につける選択を重ねていきたいと考えるようになった。

 

長期的な計画といっても、緻密な工程表を作る必要はない。むしろ重要なのは、大きく道を誤らないための方位磁針を持つことだろう。今年一年を丁寧に生きることが、結果として五年後、十年後につながっていく。二つの大吉を都合よく解釈しつつも、浮つくことなく、地に足のついた歩みを続けていきたい。そんな思いを胸に、この一年を始めている。