酢語録BLOG 2.0

それでもやっぱり言いたい放題

セルフレジの世知辛さ

職場のコンビニをよく利用する。日々のちょっとした買い物や気分転換のために立ち寄る場所だ。そんな馴染みの店に、ある日セルフレジが新しく設置されていた。

 

ルフレジのイメージ

 

レジを担当していた顔なじみの店員さんが、「セルフレジ使ってみます?」と声をかけてきた。

「いやぁ、人との交流が大切でしょ」と返す。

 

もちろん、セルフレジが便利なことは理解している。特に急いでいるときや、混雑しているときには役に立つ。しかし、こうして店員さんとのやり取りがあることにこそ、コンビニ利用の良さがあるのではないかと思う。

 

レジでの何気ない一言二言。たとえば、「今日は寒いですね」とか「ポイントカードお持ちですか?」といったやり取りが、ちょっとしたコミュニケーションになっている。それがセルフレジではなくなってしまう。

試しにセルフレジに「今日はいい天気ですね」と話しかけても、当然のことながら何も返ってこない。単なる独り言だ。

 

最近はセルフサービスのものがどんどん増えている。スーパーのレジ、飲食店のタッチパネル注文、駅の券売機……。人と直接やり取りする場面が減り、便利になる一方で、なんとなく世知辛さを感じる。

 

思い返せば、子どものころは近所の商店で買い物をするのが当たり前だった。パン屋、駄菓子屋さんでは、店主が気さくに話しかけてくれて、ちょっとした世間話が生まれたものだ。「今日はおまけしとくよ」とか、「このお菓子はおすすめだよ」とか、そういう会話の中で人の温かみを感じることができた。

 

しかし、今はどうだろう。無人レジやタッチパネルの注文機が当たり前になり、誰とも話さずに買い物が完結してしまう。便利ではあるが、どこか物足りなさを感じる。

 

もちろん、セルフ化が悪いわけではない。効率化が求められる世の中で、合理的な選択肢なのだろう。人手不足の問題もあるし、店員の負担軽減という意味では必要な流れなのかもしれない。

 

それでも、人と人のつながりが薄れていくのは寂しい。機械がどれだけ便利になっても、人との交流の温かさに勝るものはないのだから。買い物のたびに、ちょっとした会話があることで、日常が少しだけ豊かになる。そういう小さな幸せを、大切にしたいと思う。