酢語録BLOG 2.0

それでもやっぱり言いたい放題

社会で評価されるために必要な『錯覚資産』の力

「実力さえあれば評価される」

そんな風に考えている人は、実は意外と多い。だが、現実はそんなにシンプルではない。むしろ、実力よりも「どう見られるか」が評価に直結することの方が多い。そう、錯覚資産の話である。


錯覚資産とは、ふろむだ氏の著書『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』で紹介されている概念で、簡単に言えば「他人から実力があると錯覚されることで得られるメリット」のことだ。実力そのものではなく、実力があるように見えることが、結果的に成功につながるという話である。


これは決してズルい話ではない。むしろ、社会人として生き抜く上で必須のスキルだ。例えば、同じスキルを持つ二人がいたとして、一人は自信を持って堂々と発言し、もう一人は遠慮がちに話すとする。どちらが「仕事ができそう」に見えるか? 多くの人は前者を選ぶだろう。


また、SNSやブログでも錯覚資産は強力に働く。フォロワーが多い人の意見は信頼されやすく、本がベストセラーになれば「この人の話は面白いに違いない」と思われる。結果として、ますます影響力が増す。この循環が生まれることで、実力以上に評価されることもあるのだ。


だからこそ、錯覚資産を意識的に増やしていくことが大事だ。具体的には、自信を持って話す、実績を見せる、権威性のある場所で発信する—こうした積み重ねが「できる人」としての評価を高めていく。もちろん、実力を磨くことも大切だが、それをどう見せるかを考えることも同じくらい重要なのだ。


社会人としての評価を高めたいなら、錯覚資産を軽視するべきではない。結局のところ、「実力がある人」ではなく、「実力があると見られる人」がチャンスを掴んでいくのだから。