酢語録BLOG 2.0

それでもやっぱり言いたい放題

「知らないままでいる」という選択

世の中には、「知らないほうが幸せ」ということが案外多い。人間関係の裏側、誰かの本音、必要のないゴシップ……。知れば知るほど気になってしまい、余計なストレスを抱えることになる。

そんなとき、ふと目にした言葉があった。


「知らなくてもいいことを、知らないままでいる努力。結構、大事。」


これを読んだ瞬間、なんだか心にすとんと落ちた。

私たちは普段、知らないことを減らそうと努力している。「知ることは大切」と言われ、学校でも仕事でも新しい知識を身につけるよう求められる。それ自体は間違っていない。むしろ、社会を生きていく上で必要なことだろう。


でも、その一方で「知らなくてもいいこと」もたくさんある。むしろ、知らないほうが平穏に過ごせることのほうが多いのではないか。


例えば、SNS。誰かの投稿を見て、「自分はまだまだ頑張りが足りない」と落ち込んだり、知らなくてもいい他人の成功や幸せを知って、嫉妬したり焦ったりすることはないだろうか。楽しそうに見える写真も、すべてが真実とは限らない。それなのに、画面越しの情報に振り回されてしまうことがある。


あるいは、職場や身近な人間関係。誰が誰を嫌っているとか、誰かが自分のことをどう思っているかとか、そんな情報を知ってしまったせいで、余計な気遣いやストレスが生まれることもある。知らなければ、気にすることもなかったのに。


もちろん、「知らなすぎる」ことが問題になる場面もある。仕事や社会の動きについては、必要な情報を集め、しっかり理解しておくべきだ。ただ、すべての情報を取りに行く必要はない。「これは知らなくてもいいことだ」と判断し、距離を置くこともまた、大切なスキルなのではないかと思う。


「知らなくていいことを、知らないままでいる努力」

情報にあふれた時代だからこそ、この言葉がより響く。情報を取捨選択し、必要なものだけを取り入れる。その選択が、自分の心を守ることにつながるのではないだろうか。


知るべきことを知り、知らなくていいことは知らないままでいる。そのバランスをうまくとることが、ストレスを減らし、もっと穏やかに生きるためのコツなのかもしれない。