酢語録BLOG 2.0

それでもやっぱり言いたい放題

文系の力がAI時代をリードする―鍵は「プロンプト力」

ChatGPTをはじめとする生成AIが進化し続けている。文章、画像、プログラム、要約、翻訳……もはや「AIにできること」はどこまで増えるのか、想像もつかない。しかし、その一方で、AIを本当にうまく活用できている人は意外と少ない。なぜか? それは、AIを動かす鍵となる「プロンプト」を理解していないから。


プロンプトとは、AIへの指示のこと。「夏っぽいエッセイを書いて」と頼むのと、「海や花火、かき氷の思い出を織り交ぜて、ノスタルジックな雰囲気のエッセイを書いて」と頼むのとでは、まったく違う文章が出てくる。つまり、AIの性能を引き出すかどうかは、どんなプロンプトを与えるかにかかっている。


これからの時代、プロンプトを制する者が、AIを使いこなす者になる。仕事のスピードも質も、プロンプト次第で大きく変わる。適切な指示を出せる人は、より洗練されたアウトプットをAIから引き出せるし、曖昧な指示しかできない人は、思うような結果を得られないまま終わる。まさに「AIを使う人」と「AIに振り回される人」の分かれ道となる。


ここで面白いのは、プロンプトを考える力は、いわゆる文系的なスキルと深く関係していることである。適切な言葉を選び、相手(AI)に意図を正しく伝える力は、文章を書く力そのもの。文学、歴史、哲学などで鍛えられる「言葉を操る力」は、AI時代の最重要スキルになりつつある。


「AIは理系のもの」と思われがちだが、実は文系の人こそが活躍できる場面が増えている。プロンプトを工夫し、AIを思い通りに動かすことができる人こそ、これからの時代に必要とされる。AIを「使われる」側ではなく、「使いこなす」側に回ること。そこに、文系の人たちの大きな可能性が広がっている。